*

男性更年期障害について

公開日: : 男性更年期障害

男性にもある更年期

思春期とか更年期というと、たぶん、女性特有のものだ考えていると思います。しかし、男も、いきなり幼小児期、あるいは少年期から性成熟期になってしまうわけではなく、その間には思春期があるわけです。

また、性成熟期からいきなり老年期に入ってしまうわけではなくて、そこの間には更年期もあるのです。このように人生のある時期を思春期とか、更年期というふうに言っているわけで、男に更年期がないなどということは、ありえないわけです。

さらに更年期と更年期障害をほとんど同じような意味で使っているものですから、その辺で非常に混乱が起こっているわけです。

女性では国際産科婦人科学会で、更年期の定義が「更年期とは性的成熟状態から卵巣機能が完全に消失するまでの期間」と言うようにちゃんと決まっています。

 

 

ところが、男性では更年期という定義がまだありません。そういうようなこともあって、一体、男に更年期なんてあるのかな、というふうに疑問を抱かれる人が多いと思います。

じつは日本不妊学会という、不妊症を扱う学会があります。今、「体外受精」とか「着床前遺伝子診断」とか「代理出産」とか、不妊にまつわるいろいろなことが話題になっていますのでご存じかも知れませんが、そういうことを研究している学会です。

その学会も、設立されてもう47年になるのですが、欧米ではすでに30年以上前から「男性更年期」という言葉があるのです。これはドイツのハンブルグ大学のカール・シレンという有名な先生が、今から27年前、第20回の日本不妊学会総会で、日本にきて、特別講演をしてくださいました。

その時の題が「男性更年期」という題でした。

この当時は、婦人科の先生方が大笑いしました。「男性の更年期なんて」とおっしゃったのです。いま、やっと日本でも男性更年期という言葉が、時々、耳にすると思いますが、もうすでに欧米では30年以上前から、そういう言葉が使われていたのです。

 

 

ところで女性特有の、いわゆる「更年期障害」が男性にあるかないか、ということになると、これは非常に疑問符がついてしまいます。男性で、もう、そういう年齢を過ぎた方は、思い起こしてもらうとわかりますが、女性の更年期にみられるような症状があったかな、というふうに考えると、「ああ、どうだったかな」ということになるかと思うのです。

でもよく考えてみると、女性にみられるような激しい症状はないにしても多かれ少なかれ、男性でもみな症状があるのです。

それはどうしてかといいますと、シレン先生が講演の中で述べられていますが)、年をとるに従って女性は卵巣が衰え、機能が停止して閉経を迎え、いろいろな更年期障害が出てくるわけですが、男性も同じように、精巣 (睾丸)での精子をつくる能力や男性ホルモンを分泌する能力が落ちてくることが関係しているのです。

関連記事

男性更年期障害の治療:バイイアグラ療法

男性だけ元気になってもダメ 最近は、みなさんよくご存知の経口ED治療薬で、数年前に発売されたバ

記事を読む

男性更年期障害の診断を勃起力で調べる

勃起の状態が年齢とともに悪くなってくる 午前8時から11時の間に採血(ホルモンの値は午前に高く

記事を読む

年齢とともに性交回数は減っていく

性機能を正確に調べるというのは非常に難しい 勃起を自動的に記録する装置は非常に高いものですから

記事を読む

加齢に伴う精巣機能の変化で男性ホルモンが出せなくなっていく

すぐ役立つような男性ホルモンが減っていく 正常の精子は、右下がりの線のように、年齢とともに落ち

記事を読む

加齢臭の原因を減らすには、野菜や果物の摂取を心がけること

あまり気にしすぎると、それがストレスとなってしまう 中年にさしかかるころからぽつぽつと"加齢臭

記事を読む

男性ホルモン値が高い人ほど成功している

ここぞというときに勝負に出る 判断力・決断力は、ビジネスパーソン

仕事ができる男は女にモテる

”仕事ができる男は女にモテる” これはまさに真理、だれも

できる男は、男性ホルモンが十分に分泌されている

性衝動は「男性ホルモン」が作用している ”最近、セックスをしてま

→もっと見る


PAGE TOP ↑