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セックスレスなど性の悩みの解決にはカウンセリングを受けるという手段も有効

公開日: : セックスレス解消のために

男性はこだわり、女性は関心が薄くなる

セックスに対する男性の考え方には、「性行為をいつまでもできるのはよいことだ」という思いが根強くあります。若い男性はもちろん、中高年の男性も、あくまでも「勃起→挿入→射精」にこだわる傾向があります。

一方、女性の場合は、とくに更年期を境に性への関心が減退することも少なくありません。性交痛などを起こしやすくなるため、性生活から疎遠になりがちなのです。

あくまでもセックスに対してこだわりを持つ男性と、性への関心が減退した女性の組み合わせでは、なかなか満足のいくセックスはできません。夫婦の場合、夫ががんばろうとすればするほど妻はセックスを苦痛に感じ、両者に不満が残るという悪循環に陥ります。

そんな夫婦の性的関係を反映してか、日本赤十字社医療センター臨床心理士の、金子和子先生がカウンセリングを担当する中高年の相談者の多くが、男性の勃起障害と、妻がその気になってくれないというセックスレスの問題を抱えています。

加齢とともに勃起力も衰えるので、性の質が変わることは当然といえるでしょう。二人の間にわだかまりがあるのなら、不満を抱えたまま老後を迎えるのではなく、性の問題をきっかけに夫婦が向かい合う作業をしてみてはいかがでしょう。

 

 

仲介者がいるからこそ話しやすい

セックスの悩みを解決するために行うセックスカウンセリングは、夫婦で受けるのが基本です。「自分の問題だから」と独りで相談に訪れる人もいますが、セックスの悩みを二人の問題として共有できなければ、改善は期待できません。

照れくさいという思いもあるでしょう。また、セックスの本音は日常的には口に出しにくいことかもしれません。しかし、口に出しにくいことだからこそ、専門の仲介者を間に立てることで、意外と話せるものなのです。

たとえば、会社役員のAさん(58歳)の場合は、年々勃起しにくくなり、平成15年に相談に来た時にはセックスレスの状態が1年以上続いていました。奥様(54歳)との仲はいいのですが、それとなく誘っても「もう年だから」と断られ、さびしい思いをしていました。

最初はAさん独りで金子先生に相談に来ましたが、後日、奥さんにも来院してもらって話を聞いたところ、「更年期をきっかけに性交痛を感じるようになり、セックスがなくなってホッとしている」といいます。

気持ちも落ち着いてきた

そこでカウンセラーが間に入り、お互いの気持ちをとことん打ち明けたところ、うれしい変化が起こったのです。

二人でいっしょに入浴したり手をつないで寝たりというように、スキンシップが密になり、勃起はともかく、Aさんの気持ちも落ち着いてきたそうです。

金子先生がセックスカウンセリングをすすめる理由は、こういう例に、数えきれないほど立ち会っているからです。

セックスカウンセリングの相談窓口は、現在はそれほど多くはありません。セックスの悩みがある、セックスカウンセリングを受けてみたいという人は、日本性科学会に問い合わせてみてください。最寄りの医療機関を紹介してもらえます。

なお、セックスカウンセリングは予約制で、健康保険は適用されません。

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