*

腸内フローラを整え、腸を元気にすることは、性力アップにもなる

公開日: : 性力アップのために

ヒトの性器は腸から分化した!

東京医科歯科大学名誉教授で医学博士の藤田紘一郎先生は、長年にわたって腸と腸内細菌の研究を続けてきました。この研究を通じて、腸と腸内細菌が、私たちの健康を保つうえで非常に重要な役割を担っていることがわかりました。

腸は、単に消化吸収の仕事をしているわけではないのです。免疫システムの働きに深くかかわり、心身を健康に保つうえで重要な役割を果たしています。

さらにつけ加えておきたいのが、「性力」との関係です。中高年以降、加齢とともに性力は衰えていきます。このとき、どのようにしたら性力を維持し、向上させられるでしょうか。この面でも、腸が重要な働きをなしているのです。

性カを高めるために、なぜ、腸が大事なのでしょうか。

あらゆる動物に最初に備わった臓器は、脳でも心臓でもありません。ヒドラやイソギンチャクなどの腔腸動物には脳がなく、腸が脳の役割を果たしています。神経系のニューロンと呼ばれる神経細胞が最初に出現したのが、腔腸動物の腸だったのです。

そして、ヒトの性器もまた、腸から分化したものです。ヒトの性器は、個体発生の原型をとどめているといわれます。

5週めの胎児には、脳や心臓がまだなく、腸が先に作られます。8週めになって、腸にくびれができて、それが「生殖結節」になります。これが男性器、女性器へと発達していくのです。男女の生殖器は、腸管を仕切って作られたのです。

 

 

性力の源は腸といえる

例えば、ミミズには脳がありませんが、それでも腸から生じた性器によって交接します。ミミズは両性具有で、一つの個体に男性器も女性器も備えており、相手を見つけると、自分の男性器を相手の女性器に、自分の女性器を相手の男性器に結合させます。

こうしたミミズの性のあり方を見てもわかるように、腸こそ旺盛な性欲の源ともいってもいいのです。

そもそも性欲自体、脳の神経活動によって生み出されるものです。この神経活動を担っているのが、セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質です。

これらの重要な神経伝達物質は、脳の中だけに存在しているのではありません。ちなみに、セロトニンは、脳にあるのは体内の総量の2%程度。8%が血液中、残りの90%は、実は陽に存在するのです。

これらの神経伝達物質は、腸で作られます。トリプトファンというアミノ酸が腸内で分解され、セロトニンになります。同様に、フェニルアラニンを基に、ドーパミンが合成されます。

腸は、ドーパミンやセロトニンになる直前の前駆体という物質を生み出し、それを脳へ送っているのです。腸がしっかり働いてこそ、ドーパミンやセロトニンもじゅうぶんに作り出され、性欲もよく機能するようになると考えられます。こうした点からも、性力の源こそは、腸といえるのです。

朝立ちをするようになっていた

そして、腸をよく働かせるために欠かせないものが、腸内細菌です。腸内フローラがよくなり、腸がよく働いてこそ、性力が高まるのです。

藤田先生は、土壌菌を入れたカプセルを毎日飲んで腸内フローラを改善し、自分自分の免疫力がどのように変化するか、研究したことがあります。

土壌菌といっても、藤田先生が飲んだのは、ダイズを発酵させてふやした菌を取り出したものです。そのダイズ発酵食品を調べてみると、たくさんの種類の細菌が見られます。それらの細菌類は、ほとんどが土壌の中に棲んでいる細菌類と同じなのです。

また、納豆の中に含まれている細菌も、そのほとんどが土壌菌です。ダイズ発酵食品のカプセルを毎日飲んでいると、免疫力は確実に上昇し、どんどん元気になってきました。

一人だけでは証拠になりませんから、発酵学で著名な某大学名孝義授の友人にも飲んでもらいました。すると翌日、電話があり、「藤田くん、ダイズ発酵食品が効いたよ。ひさしぶりに朝立ちしたよ」と教えてくださったのです。実は藤田先生自身も、飲み始めてから、朝立ちをするようになっていました。

健康な性は健康な腸に宿る!

名誉教授である友人も喜んでいたように、早朝勃起、いわゆる「朝立ち」は、男としての自信を自覚できる生理現象です。年を取って性機能が衰えてくると、朝立ちも起こりにくくなります。逆に、早朝勃起が起きるということは、腸の活動が元気になってきた証拠ということもできるでしょう。

そして、朝立ちが頻繁に起こるようになれば、腸の調子がよくなるのとともに、性機能自体もアップしていると考えられます。

ある講演会で会った元酪農家の男性から聞いた話があります。以前、飼育していたウシが交尾しなくなり困ったとき、土壌菌と乳酸菌を混ぜて、与えてみたことがあったそうです。

しばらくすると、ウシの健康状態がよくなったうえに、交尾回数がふえたといいます。この事例からも、腸内フローラと性機能が、密接に関係していることがわかります。

腸内フローラを整え、腸を元気にすることは、性力アップにもつながります。健康な精神と性カは、健康な腸に宿るとお考えください。

関連記事

男性が考え方を少し変えるだけで、女性は大きく変わる

中高年向けの新しい性に対する提案 最近、週刊誌などで、中高年のかたにセックスを奨励する記事が目

記事を読む

男性ホルモンの数はなぜ減少するのでしょう

ストレスに侵される現代の日本男児 男性ホルモン・テストステロン量は20歳代をピークに減少してい

記事を読む

男性更年期障害の診断を勃起力で調べる

勃起の状態が年齢とともに悪くなってくる 午前8時から11時の間に採血(ホルモンの値は午前に高く

記事を読む

AV男優しみけん直伝!「改良版・ロールスロイス」のポイント

激しく腰を振る必要は全くない! 改良版・ロールスロイスなら、少ない負担で気持ちよさを得られるは

記事を読む

「幸せホルモン」を分泌してセックスレスを解消!

セックスは幸せに長生きするために必要不可欠な行為 私は、どんなに長い間いっしょに暮らしていても

記事を読む

男性ホルモン値が高い人ほど成功している

ここぞというときに勝負に出る 判断力・決断力は、ビジネスパーソン

仕事ができる男は女にモテる

”仕事ができる男は女にモテる” これはまさに真理、だれも

できる男は、男性ホルモンが十分に分泌されている

性衝動は「男性ホルモン」が作用している ”最近、セックスをしてま

→もっと見る


PAGE TOP ↑