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「ゆっくり長く息を吐く」呼吸法で中折れも解消し満足度も倍増

公開日: : 最終更新日:2017/05/01 性力アップに効く運動・動作

セックスは全身の若々しさを維持することにも役立つ

江戸時代の学者、貝原益軒はその著書『養生訓(ようじょうくん)』で、「接して漏らさず」とセックスの奥義を教えています。これは、ある程度の年齢に達したら、セックスをしても射精しないことが健康や長生きにつながるという考え方です。

大きなエネルギーが必要なことや、高たんばくの精液を排出することなどを考えると、確かに射精には健康上マイナスの面もあるかもしれません。

しかし、セックスには、ホルモンの分泌を促して男らしい体、女らしい体をつくる効用もあります。また、年齢とともに少なくなる性ホルモンに働きかけ、全身の若々しさを維持することにも役立ちます。

 

 

回数よりも重要なのは時間

射精に対しての考え方に多少の違いはありますが、貝原益軒も、そして私も、中高年でもセックスをうまく活用すれば、健康にプラスになるという点では同じ考えです。

一般的に、セックスはとくに回数が重要視されます。しかし、この考え方は、若い人たちに対してはともかく、中高年には当てはまらないでしょう。

中高年の場合は、性欲をじゅうぶんに高めて満足のゆく性感を得られれば、回数など問題ではありません。健康を維持するためにはむしろ、時間を重視した性生活を営むことのほうが重要なのです。

とはいえ、時間を重視することも、それはそれでなかなかむずかしいものです。そこで、おすすめしたいのは、挿入時には、「おなかに力を入れて、ゆっくり長く息を吐く」という呼吸法です。

自律神経のバランスを整える呼吸

男性の生殖器官は、他の臓器や器官と同じく、交感神経と副交感神経からなる自律神経(意志とは無関係に内臓や血管の働ききが調節されています。

交感神経と副交感神経は、相反する働きを持っていて、交感神経は射精や勃起の抑制とペニスや陰嚢の縮小作用を担当しています。一方、副交感神経はペニスの勃起作用を担当しています。これらの神経の働きのバランスがとれていると、性的興奮や性感、勃起、射精がうまく行われます。

ところが、ストレスなどで自律神経のバランスがくずれると、交感神経の作用が強くなりすぎて、勃起の持続時間が短くなったり、中折れを起こしたり、ひどいときには勃起障害を引き起こしたりします。

長く息を吐く呼吸法には、自律神経のバランスを整える作用があります。医療法人札幌田中病院院長の田中良治先生は、は勃起の問題を抱える患者さんに、この呼吸法をすすめ、「勃起時間が長くなった」「中折れが解消した」と、たいへん喜ばれています。

ふだんからストレスを解消することも大切

たとえば銀行員のAさん (57歳)は、仕事がとても忙しくストレスがかなりたまっていました。そのストレスが原因で、Aさんは中折れするようになってしまったのです。

そこで、挿入後、おなかに力を入れてゆっくりと息を吐くようにと、呼吸法のアドバイスをしたところ、中折れが解消したばかりか、持続時間も延びて快感が復活しました。

また、61歳のBさんも、50代にさしかかったころから、中折れに悩んでいました。性欲はあり、前戯の段階ではしっかり勃起しているのですが、いざ挿入するとあっという間に萎えてしまうといいます。

本人が快感を得られないばかりか、奥様からは浮気を疑われるありさま。漢方薬などを試して汚名返上の努力をしましたが、あまり効果はありませんでした。

田中先生はBさんにも呼吸法をアドバイスしたところ、3~4回めのセックスのときから中折れがなくなり、最後までイケるようになりました。「吐く息に集中すると、よけいなことを考えずにすむ」とBさんはいいます。

交感神経と副交感神経のバランスをとるためには、セックスの最中の呼吸法だけでなく、ふだんからストレスをうまく解消することも大切です。じゅうぶんな睡眠をとり、何事に対しても前向きな姿勢でいることなども心がけてください。

さらに、肉体的な健康も重要です。よく歩くなどして体力の衰えを防いでください。体力の衰えを防げば、性欲と体力のバランスもとれ、満足できる性生活を送ることができます。

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