睾丸マッサージはタイの伝統医学

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タイ古式マッサージは、タイ王国に伝わる伝統医学で、いわゆる東洋医学に分類される代替医療の一つです。先日、『週刊文春』で、作家・伊集院静さんの「悩むが花」という人生相談の連載で、タイ古式マッサージの睾丸マッサージについてふれられていました。それは、年配のご婦人からの相談でした。

亡くなっただんなさんに、生前、腰痛によく効くという睾丸マッサージをしてあげていて、それを本場のタイに行って学ぼうと思うがいかがなものか、という主旨の相談でした。

タイ古式マッサージには、睾丸マッサージという技法が存在しています。年を取って、肉体的に衰えるにつれて、男性の場合、睾丸につながる精管が細くなり、だれてくるといわれています。それとともに、泌尿器や男性機能など、さまざまな機能の低下が起こりやすくなるのです。

こうしたケースで行うとよいとされているのが、タイ語で「ジャップカサイ」と呼ばれる、睾丸マッサージです。ジャップが引く、カサイが睾丸という意味になります。

前述の人生相談にもあったとおり、腰痛をはじめ、背中の痛みや腎機能の回復、性力増強にも効果が期待できるとタイではいわれているのです。マッサージを施す箇所から、日本では主に、性風俗のサービスとして認識されているのがとても残念です。

タイ本国でも、現在は日本と同じような状況で、ジャブカサイは一般的にはあまり知られていません。